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京劇 石山雄太、孫悟空で“凱旋”

2008.8.28 08:48
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供養劇の孫悟空を演じる石山雄太供養劇の孫悟空を演じる石山雄太

 中国で活躍する京劇俳優、石山雄太が孫悟空になり日本へ帰ってくる。9月26日から、東京・池袋の東京芸術劇場で開かれる「京劇2008 北京京劇院訪日公演」で、「西遊記〜無底洞(むていどう)の巻」に主演する。「日本公演の大きな舞台で孫悟空を演じるのは初めて。とても光栄です」と思いを込めて語る。

 石山は昭和50年、東京・浅草生まれ。子供のころ、テレビで京劇を見たのがきっかけで、孫悟空のファンになった。その後は京劇俳優を目指し、中国語とともに、アマチュア劇団で演技の基礎を学び、高校卒業後の平成5年、北京に留学。中国戯曲学院付属中等戯曲学校初の外国人学生となった。

 「留学生には学校の授業は厳しいものだったが、いろんな機会を与えてもらえてよかった」

 在学中の努力が認められ、卒業後は国が運営する中国国家京劇院の所属俳優となった。今回の帰国は、日本人初の京劇俳優として北京京劇院公演に招かれて、3演目のうちのひとつ(西遊記の主役)を任された。

 「おなじみの西遊記ですが、長い物語の中で天竺に近づいたころのお話。孫悟空は猿、神、人の三位一体の要素を持っている。猿であっても人間の心を理解でき、神通力を使える仏の使徒でもある。そのあたりを表現することが難しい」

 京劇の役は4種類に大別されるが、石山は道化役の「丑(チョウ)」を受け持つ。この孫悟空役は立ち回りのある「武丑」が務め、コミカルな演技も要求される。

 「学校で習った役で、名人の芝居を観たり、原作を読んだりして研究した。今は動物園に通い、猿を観察している。身のこなしの軽い若猿、物に動じない年寄りの猿など、どんな猿も孫悟空のモデルになると思う」

 研究熱心な石山の力一杯の演技が日本の観客を魅了する。日本語の字幕付き。

 29日まで。問い合わせは(電)03・5281・8066。(生田誠)

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供養劇の孫悟空を演じる石山雄太
孫悟空に扮した、京劇俳優の石山雄太

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