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【週刊ハリウッド】ロシアの新星登場 (1/2ページ)

2008.8.3 10:51
このニュースのトピックスウイークエンド「MSN産経ニュース」
ハリウッド第1作となった「ウォンテッド」のポスター前で写真撮影に応じるティムール・ベクマンベトフ監督=6月11日、ローマ(AP)ハリウッド第1作となった「ウォンテッド」のポスター前で写真撮影に応じるティムール・ベクマンベトフ監督=6月11日、ローマ(AP)

 ハリウッドは、自らの価値観を世界に発信する一方で、世界から新しい才能を見つけ出し、受け入れる懐の深さも持っている。6月末に全米公開され、スマッシュヒットとなっている「ウォンテッド」のティムール・ベクマンベトフ監督はその最新の例だろう。

 外見はごくフツーのおじさんにしか見えないこのベクマンベトフ監督。1961年にカスピ海沿岸の小さな村に生まれた。現在ならカザフスタン国内となる。旧ソ連時代に画家として頭角を現し、映画に転じた。処女作は旧ソ連のアフガン侵攻をあつかった内容だったという。

 長く音楽ビデオやコマーシャル制作に携わった。その後、日本でも公開された「ナイト・ウォッチ」「デイ・ウォッチ」でロシアの興行成績歴代ナンバーワンのヒットをかっ飛ばす。作品はロサンゼルス映画祭でも上映され、プロデューサーの目にとまったことから、ハリウッドに乗り込むことがとんとん拍子に決まる。そのハリウッド第1作がこの「ウォンテッド」というわけだ。

 さえない無名の青年が、凄腕の暗殺者に変貌していく過程を好演するのが、「つぐない」「ラスト・キング・オブ・スコットランド」のジェームズ・マカヴォイ。その主人公を殺し屋として育てていく謎の女に、最近双子を出産して話題を呼んだアンジェリーナ・ジョリー、暗殺団のボスにモーガン・フリーマンと豪華な顔ぶれがそろう。

 アメコミ(アメリカン・コミック)原作で、アクション、バイオレンス描写を前面に押し出したR指定映画ながら、コミカルなトーンが全体を貫く仕上がりとなっている。実際、主人公が必殺技「曲がる銃弾」を披露するマンガ的なシーンなどでは、客席からやんやの喝采が上がっていた。

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ハリウッド第1作となった「ウォンテッド」のポスター前で写真撮影に応じるティムール・ベクマンベトフ監督=6月11日、ローマ(AP)
ハリウッド第1作となった「ウォンテッド」のポスター前で写真撮影に応じるティムール・ベクマンベトフ監督=6月11日、ローマ(AP)
映画「ウォンテッド」での好演が話題のジェームズ・マカヴォイ=2007年12月5日(ロイター)
フランスでのカンヌ国際映画祭の会場に姿を見せた米女優アンジェリーナ・ジョリーさん(右)とパートナーの米俳優ブラッド・ピットさん(ロイター)
映画「ザ・ダーク・ナイト」のプレミア上映に夫妻で姿を見せた俳優のモーガン・フリーマン(右)=7月14日、ニューヨーク(AP)

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