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【週刊ハリウッド】死後にオスカー獲得? ヒース・レジャー (1/2ページ)
公開直後の週末3日間の全米興行収入記録を塗り替える大ヒットとなっている「バットマン」シリーズ最新作「ダークナイト」。その人気の最大の理由が今年1月に薬物過剰摂取で急死したヒース・レジャーの鬼気迫る演技にあることは疑問の余地はないだろう。
ここにきて、「来年のアカデミー賞助演男優賞へのノミネートは確実だ」との声が高まっている。もし死後にオスカー獲得となれば、1976年「ネットワーク」でのピーター・フィンチ以来、2人目となる。
「ブロークバック・マウンテン」での演技が絶賛され、主演男優賞にノミネートされたヒース・レジャー。だが、その年のオスカーは「カポーティ」のフィリップ・シーモア・ホフマンに奪われた。
今回、「ノミネートはもはや確実」(米紙ロサンゼルス・タイムズ)の声が上がるのは「ダークナイト」の演技が絶賛を集める出来であることに加え、各方面に衝撃を与えた急死の記憶も新しいことも手伝っていよう。
死後にオスカーを獲得した俳優はこれまでピーター・フィンチ1人しかない。しかし、ノミネートされた俳優はほかにもいる。67年のスペンサー・トレーシー(「招かれざる客」)、84年のラルフ・リチャードソン(「グレイストーク」)らだ。その中でも最も有名なのは55年に自動車事故で死亡した後、55年に「理由なき反抗」、56年に「ジャイアンツ」でノミネートされたジェームス・ディーンだろう。
そこまで比較されるヒース・レジャーでも必ずしもオスカー当確とはいえないようだ。それどころか不利な予想もある。
理由は大きく分けて2つ。まず、アカデミー賞では、バットマンシリーズのような「ポップコーン・ムービー」のウケは必ずしも芳しくなく、それよりも文芸大作や社会派に流れる傾向が強いことだ。もう一つは、結局、ジェームス・ディーンが受賞できなかったように、「アカデミー賞を死んだ俳優に贈ってもしようがない」という考えが抜きがたく存在することである。











