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【話の肖像画】マニュアルなんていらない(5)女優・真矢みきさん
■未完成こそ最高
−−インタビューの発言などを集めた「願えばかなう!」(小学館)が出版されました
真矢 自分の言葉だから責任を持たなくてはいけない。でも、どの言葉にもうそはなかったから「いいかな」って。人生で頭を打った数々のこと、そして、だからこそ今の私がある理由を伝えられた本だと思います。
−−読者に届けたいメッセージは何でしょう
真矢 私は世間からよく“強い”といわれますが、そんなことはありません。脆(もろ)さを積み重ねてきたからこそ、強さがあるんです。私が一番好きな言葉は「未完成こそ最高」。私には、考え過ぎていたり、立ち止まっていた節目に、いつも救いになった言葉というのがありました。みんなの中にもあると思うんです。その言葉に、たまに耳を傾けてください、そして自分の人生をエンジョイしてくださいと伝えたいですね。
《1日に結婚を発表した。具体的なことはこれから決めるそうだが、ブログで「お互いの仕事を通して何か社会に貢献できる一員となれますよう、助け合って歩み続けていきたい」と報告した》
−−多方面で活躍され、人生も充実していますが、夢は?
真矢 本を出したのも、そうですが、半世紀弱生きてきて、そろそろ「何か人のお役にたてること」を見つけたい。女優として、社会貢献できるようになりたいですね。
−−そのための課題は?
真矢 舞台でも映像でもそうですが、たとえ役があっても、(観客には)「演じる個人そのもの」が見えてしまう。だから、さらに自分を磨き続けること(ブラッシュアップ)が課題ですね。「きれいに映りたい」なんて思ったら、その瞬間、役を離れてしまう。どんなに年を重ねても純粋、無垢(むく)な目線で仕事に向き合えるようにしておく。そういう意味でのブラッシュアップです。いつも、何でも、「これで良し」としない、悟らない(笑)。
−−人生を悟らない?
真矢 大人になるにつれ、物を知るし、知るために勉強もする。けれど、だからといって、物が分かったようには生きたくないんです。いつも真っさらな頭と心でいる、ということを、いつも思いだすようにしています。それが自分を磨いていくコツかな。=おわり
(田窪桜子)
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【プロフィル】真矢みき
まや・みき 昭和39(1964)年、大阪府生まれ。宝塚歌劇団花組トップを経て、退団後は映画やドラマ、バラエティーで活躍中。

