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映画「1978年、冬。」 リー・チーシアン監督 中国転換期の光と闇 (1/2ページ)
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中国の気鋭、リー・チーシアン監督の新作「1978年、冬。」が、14日から東京・渋谷のユーロスペースなどで公開される。タイトルの「1978年」は、中国現代史の転換期となった文化大革命の混乱が終わりを告げた特別な年を示す。都会ではなく、あえて過酷な自然環境の田舎の村で暮らす一家に焦点を当てることで、30年前の中国社会の光と闇を浮き彫りにしようと試みた力作だ。(戸津井康之)
舞台は中国北部の田舎、西幹道。工場で働く18歳の兄、スーピンと11歳の弟、ファントウは、北京からやってきた踊りの得意な少女、シュエンにそろってあこがれを抱く…。
「1978年は中国にとって特別な年でした。私にとっても」。こう振り返るリー監督は当時16歳。多感な年ごろだった。
2年前の76年に毛沢東が死去。10年間続いた文革の嵐が収まり、トウ小平政権は「改革開放」政策を打ち出す。近代化への転機を図る節目の年に、中国の人々は希望の光を見いだした。

