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食料価格高騰が世界経済のリスクに 20年版通商白書
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経済産業省は15日、ヘッジファンドなど投機資金の流入が、資源だけでなく食料の価格高騰を加速させ、世界経済の大きなリスクになっていると分析した、平成20年版の通商白書を閣議に報告した。解決には「食料生産力や貿易の強化に向けた(先進国による)支援が有効」と指摘した。
白書によると、食料価格の高騰は世界経済の成長エンジンと位置付けられる、中国など新興国の需要増加が要因と指摘。大豆やトウモロコシといった主要穀物の需要増加分のうち、54%を占める2380万トンを新興国の需要が占めているとした。また穀物高を受けて世界の消費者物価が急騰、各国でインフレ圧力が高まっていると説明した。
さらに、米国の低所得者向け高金利型住宅ローン(サブプライムローン)問題をきっかけとした信用不安により、投機資金が商品市場に流れ込んだことが、価格を押し上げていると分析した。その上で消費支出に占める食費の割合が、中国の都市部では35・8%、インドでは60・2%に上ると指摘。経済発展の著しいアジアにおいて、食料価格の高騰の影響の大きさに懸念を示し、食料政策における国際協調の必要性を訴えている。