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ユニバーサル造船、海ナビ実証実験へ 燃費改善期待 (1/2ページ)
造船大手のユニバーサル造船(川崎市)は、燃費や到達時間などの目的ごとに最適航路を探索する「海のカーナビ」を開発したことを明らかにした。就航中のコンテナ船などを使い、来年から実証実験に入る。航路は通常、船長が海図や気象予報をもとに経験で決めている。だが、新システムを使えば、船の大きさや波の高さなどから最適航路をはじき出して5〜8%の燃費を改善できるため、海運会社の注目を集めそうだ。
ユニバーサル造船が開発したのは、船舶の運航支援システム「Sea−Navi(シー・ナビ)」。造船業界は、船体デザインの改良による水抵抗の削減などで省エネ化を競ってきたが、ハード面の技術革新は限界に近づきつつあるとされる。同社は平成17年ごろから、ソフト面の省エネ技術開発に取り組んできた。
シー・ナビは、日本気象協会が12時間ごとに配信する8日先までの気圧配置予報を基に、独自に予測した針路海域の波や天候情報をインターネットで船に伝え、推奨航路を算出する。最短航路でも荒天の航海では時間がかかって燃費も悪くなるため、海運会社は最新情報を加味した最適航路の選定に頭を痛めてきた。
船舶向け気象予報サービスは、民間の気象情報会社からも提供されている。だが、新システムは各船の形状に加え、搭載された風速計や波浪計の観測データや航行中のエンジン出力、揺れの状況など各船固有の最新データを総合的に解析する。各船がその時点での最短時間や最小燃費の航路を求められる点が特徴だ。
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