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ターゲットは「プレシニア」 携帯各社、50歳代の取り込み競う
このニュースのトピックス:情報通信業界
飽和状態といわれる携帯電話市場で、各社が50歳代前後の「プレシニア」層の取り込みを強化し始めた。携帯電話の保有率が若年層より低く、金銭的にも余裕があるこの世代は「まだまだ需要が見込める世代」とみられるからだ。各社とも「かっこよく、かつ操作が簡単」をキーワードに、各社が新製品を続々と投入している。
KDDIは28日、シャープ製の新端末「URBANO(アルバーノ)」を9月中旬から発売すると発表した。高級腕時計を連想させるデザインを採用し、名刺の読み取り機能やゴルフ場でピンまでの距離を計測できる機能など、50歳前後の男性ユーザーを意識した機能を満載した。一方、通常端末より受話音量を大きくできる機能や、打ちやすい操作キーを搭載するなど、携帯が苦手なユーザーでも簡単に利用できる。
NTTドコモも8月、プレシニア層を意識した「706ie」シリーズを発売。スマートなデザインを採用しつつ、周囲の雑音を抑える機能や、電話帳やスケジュールなど頻繁に使う機能をワンタッチで呼び出せるキーなどを搭載した。
ソフトバンクモバイルも昨年7月から、画面上の表示項目(アイコン)を大きくしたり、本体に茶色など落ち着いた配色を施した「GENT(ジェント)」シリーズを販売している。
総務省によると、平成18年末時点の世代別の携帯電話保有率は、50歳代が約8割、60歳代が約6割で、各社とも新規顧客の獲得が見込めると期待している。
プレシニア層は「一度加入すれば、若者とは違って、他社に乗り換えにくい世代」(アナリスト)といわれる。それだけに、出遅れれば巻き返しが容易ではないとみて、各社とも早期の囲い込みに注力していく考えだ。