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近畿の農産物を翌日に海外へ 関空利用でモデル事業 (2/2ページ)

2008.8.7 22:30
このニュースのトピックス流通業界

 通常、農産物を輸出する場合は市場でのせりの後、検疫と通関が行われ、昼ごろに日本を出発。到着後も現地での検疫や通関、せりが行われ、店頭に並ぶのは収穫から3日目となる。

 ところが、昨年7月に24時間空港となった関空は、深夜でも植物検疫や通関の手続きできるため、収穫した当日の夜でも発送が可能。しかも東アジア各国まで2〜3時間と近いため、国内と変わらないスピードで消費者に届けられる。

 同JA流通センターの江川宏樹主任(39)は「収穫から販売まで1日短縮されるのは大きい。(国内外でライバル関係にある)山梨県産の白桃より、鮮度が誇れるのは大きな強み」と話す。

 同JAでは昨年から台湾への白桃輸出を手がけており、大玉なら国内の4倍近い1個700〜1000円程度で売れるという。今年は同流通センターだけで昨年の倍に相当する約12トンを出荷した。

 また、大阪府は昨年7月、輸出促進のためシンガポールと香港で、水ナスや巨峰、モモなど大阪産の農産物を試験販売したところ、好評で、巨峰は国内の倍近い1パック1000円前後でも飛ぶように売れたという。

 運輸局は「日本の食材は輸送費を加えると海外で4〜5倍になるが、経済成長の著しい中国などの富裕層にとってはブランドになっている。輸送の効率化を図って関空の利点を生かせば、新鮮な関西の農産物を安定的に輸出できるはず」としている。

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