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【話の肖像画】本日、貸出中(3)日下孝明さん

2008.7.30 03:22
このニュースのトピックス話の肖像画
アパレル会社時代の増田氏(左)とアパレル会社時代の増田氏(左)と

 □TSUTAYA HOLDINGS社長

 ■会社員やりながら起業

 ≪TSUTAYAの第1号店は、親会社のCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)現社長、増田宗昭(むねあき)氏(57)が、昭和58年に出身地の大阪・枚方市に出店した「蔦屋(つたや)書店 枚方駅前店」。「蔦屋」の由来は、江戸時代に写楽らを世に送り出した版元、蔦屋重三郎による≫

 −−増田さんとは就職先のアパレル会社で出会ったのですね

 日下 当時は京都の店長で、唯一気の合った上司ですね(笑い)。僕はもともと組織の中でやる気はなくて、漠然と独立する気があった。いつも仕事が終わると、2人で「どういうビジネスをやろうか」という話をしていた。僕はパーティーグッズ販売店を出したかったのですが、増田さんが「知人がやっている東京・高円寺のレンタルレコード店がはやっている。あれをやらないか」と。これがすべての始まりですね。

 −−そしてレンタル業界に足を踏み入れた

 日下 増田さんの店が大成功したので、自分も同じような店(ビデオソフトなどのレンタル)を兵庫・明石に開いて独立しました。ただし、成功するかどうかも分からないので、2人ともアパレル会社に籍を置きながらやっていたんです。29歳のときですが、年間1億円を稼いでいました。

 −−それはすごい

 日下 取り扱うビデオソフトの本数が日に日に増えていきました。最初は200本だったのが1カ月後に1000本、3カ月後には5000本になった。ただ、ソフトの仕入れ代が高くて1億円もうかっても全部消えてしまいましたけどね(苦笑)。出店数も増え、休む暇がなくて、1日に睡眠時間は2、3時間でした。

 しばらくすると増田さんが「いよいよFC(フランチャイズ)展開をするから手伝え」と。「僕、いま調子に乗ってやってるんですけど」「いや、ここでやめた方がええぞ」。確かに周りにはレンタル店が入ったスーパーの大型店が出店したりしており、“自分では勝てないな”と思いました。

 −−それで増田さんが昭和60年に創業したCCCに入社した

 日下 店長たちを家に集めて「悪いけど、あしたからCCCをやるから。みんなは自分らでやってくれ」と言って運営を任せ、61年に入社しました。(伊藤徳裕)

                   ◇

【プロフィル】日下孝明

 くさか・たかあき 昭和28年、神戸市生まれ。甲南大卒。今年6月「TSUTAYA HOLDINGS」社長に就任。

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アパレル会社時代の増田氏(左)と
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