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【話の肖像画】本日、貸出中(2)日下孝明さん ネットと店舗を融合
■TSUTAYA HOLDINGS社長
−−TSUTAYAグループのインターネット事業では、ツタヤオンラインのほか、CD・DVD宅配レンタル(「ツタヤ・ディスカス」)や動画配信サービスのツタヤBBを展開していますね。そうした現状に対して社内の反応はどうですか
日下 ネットでの音楽配信や映像配信を始めたら「店舗はいらなくなるんじゃないか」と、不安に感じている社員も少なくありません。そういう不安を払拭(ふっしょく)するためにも、この3年以内にネットと店舗を融合させた「日本一のエンタメストア」の確立を目指しているのです。
−−具体的には?
日下 例えば、店頭で音楽・映像ソフトをダウンロード販売したり、会員ならばツタヤ・ディスカスを相互利用できるようにしたりと、ネットと店舗を融合させる。われわれは、オンライン通販でライバルとなる企業とは違い、店舗を持っていることが強み。それでこそ「日本一のエンタメストア」が実現するのです。
−−「日本一のエンタメストア」になるための条件とは
日下 スピードですね。早期達成のためには他企業とタイアップすることも必要だと思っています。それは、日本で組むのではなくて世界的に組めるのではないか、と。
−−世界的ですか
日下 6月から「TSUTAYA TV」で大手ハリウッドスタジオ4社の映画を対応型デジタルテレビに配信する有料サービス「アクトビラ」を始めました。アメリカの家電ショーに行くとテレビはほとんどが日本のメーカー。それが世界のフォーマットであり映像配信のプラットホームなんですね。つまりTSUTAYAは「アクトビラ」を通して全世界的にもう出店しているのと同じ。FOXやワーナーもTSUTAYAのことを知っている。そこが狙いどころと考えています。
−−すごい進化ですね。ただ、TSUTAYAといえば、いまだに「店舗を介したレンタルの最大手」という印象が強い
日下 もちろんレンタルの部分ももっと進化させたいのです。24時間いつでもどこでも返却できるようにしたり、過疎地や病院、老人ホームなどに出店するとか、いろんなお客さんの要望に応えたい。対応できていないレンタルサービスって、実はまだたくさんあるんですよ。(伊藤徳裕)
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【プロフィル】日下孝明
くさか・たかあき 昭和28年、神戸市生まれ。甲南大卒。今年6月「TSUTAYA HOLDINGS」社長に就任。

