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【ドラマ・企業攻防】JパワーvsTCI 惨敗か、“戦略的撤退”かー (1/4ページ)
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「中止命令の根拠にも結論にも承服していない」ー。“敗戦の弁”は書面のみで、いつもの報道陣へのパフォーマンスはなかった。
Jパワー(電源開発)の発行済み株式の9・9%を保有する筆頭株主、英系投資ファンド「ザ・チルドレンズ・インベストメント・ファンド(TCI)」が最大20%の株買い増しを打ち上げたJパワー攻防の“第2幕”は14日、不服申し立て期限当日にTCIの断念で幕を閉じた。これに先立ち、Jパワーは6月末の株主総会で、大幅増配や株式持ち合い制限などの株主提案をプロキシー・ファイト(委任状争奪戦)の末に否決し、勝利を収めていた。株買い増し中止と併せて難局を乗り切ったJパワー。だが、世界で100億ドル(1兆400億円)を運用する巨大ファンドのTCIは、なお筆頭株主として次の一手を模索している。
委任状勧誘宣言
「No! No! No!」
TCIアジア代表のジョン・ホー氏は、Jパワー株主に対する委任状勧誘を宣言した5月21日夜、都内のホテルの1室で、電話口の同僚に声を張り上げた。
「『安定株主と連絡をとるのは難しい』だなんて、他人事みたいに言わないでくれ。株主の心を変えさせるのは君の仕事なんだ」
同日午後の記者会見で、ホー氏はJパワーの株式持ち合いをやり玉に挙げ、パネルを使って「経営陣の保身につながる」と批判した。だが、委任状勧誘宣言は、安定株主切り崩し工作に失敗したホー氏の窮余の一策。世間の注目を集めて安定株主を味方に引き込む作戦だが、この時点でTCIは追いつめられていた。
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