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【ドラマ・企業攻防】株主に引きずり下ろされたアデランス社長 (1/3ページ)
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「経営者失格」ー。
誰も予想だにしなかった5月29日の株主総会。株主から再任を否決され、図らずもそんな烙印(らくいん)を押されてしまったのは、アデランスホールディングス社長の岡本孝善社長(58)だ。2月から退陣を要求していた筆頭株主の米系投資ファンド「スティール・パートナーズ・ジャパン」に加え、これまで役員選任に1度も反対してこなかった第2位株主の米投資顧問会社「ドッチ・アンド・コックス」の“造反”により、社長業から引きずり降ろされた形となった。
逆転劇の背景には、外国人投資家に大きな影響力を持つ米国の議決権行使助言会社の存在がちらつく。同社が、アデランスの取締役再任案に「賛同」を推奨していた事実は見逃せない。
役員選任を否決され、突然かじ取り役を失った同社社員にも動揺は隠せない。総会後に広報が発表したニュースリリースは、いつになく素っ気なかった。そこにはこう記されていた。
「第1号議案 剰余金の処分の件 賛成多数で可決されました」
「第2号議案 取締役9名選任の件 2名が賛成多数で可決され、7名が賛成少数で否決されました」
「第3号議案 監査役3名選任の件 賛成多数で可決されました」
この為、総会後の取締役会において、法令に基づき「取締役の権利義務を有する者」として現取締役9名および新任取締役2名を加えた下記の11名体制となりました。
これを見た記者は、「隠蔽(いんぺい)とかの次元の問題ではない。想定外で何もできず、2号議案の『賛成多数』を『賛成少数』に、『可決』を『否決』に直しただけで、発表したんでしょ」と笑った。

