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【すごいぞ日本】ファイルII 重厚長大健闘中(5) (1/2ページ)

2008.4.27 17:39
このニュースのトピックスすごいぞ日本
悲願の国産ジェット旅客機MRJの模型。三菱重工業の佃和夫社長(左、現会長)が事業化を発表した=3月28日、東京都港区港南の三菱重工業本社(小松洋撮影)悲願の国産ジェット旅客機MRJの模型。三菱重工業の佃和夫社長(左、現会長)が事業化を発表した=3月28日、東京都港区港南の三菱重工業本社(小松洋撮影)

 

MRJで戦後が終わる

 素材の分野でも、部品に関しても高い技術力を誇りながら、航空機産業分野で日本は世界の下請けの地位に甘んじてきた。戦前は数々の戦闘機を開発し航空王国といわれたが、敗戦によって航空機の生産、研究が7年も禁止されていたからだ。その禁止期間が明け、戦後の旅客機開発第1号となった「YS−11」も販売数が伸びず生産中止に追い込まれた。

 半世紀近い雌伏の時を経て、三菱重工業は今年3月28日、官民の悲願ともいえる国産初の小型ジェット旅客機、MRJ(ミツビシ・リージョナル・ジェット)の事業化を決めた。日本の技術力をもってすれば、ジェット機の製造自体はそう困難ではない。ただし、事業化となると話は別だ。

 小型ジェット旅客機市場には、カナダのボンバルディア、ブラジルのエンブラエルなどライバルがひしめき合っている。高成長が見込まれるとはいえ、他機より秀でた性能を明確に示さなければならない。それが新規参入の宿命だ。MRJの事業会社、三菱航空機の戸田信雄社長は「燃費性能を約3割高め、圧倒的な強さをみせたい」という。

 成算はある。そのひとつが真空樹脂含浸製造法(VaRTM=バータム)。異なる素材を組み合わせ、より軽くて強い素材をつくる「複合材料」の最新成形技術である。

 複合材料は戦後、米国メーカーを中心に開発が進んだ。とくに航空機の機体素材の進化は著しい。軽量化は燃費の改善に直結し、競争力を決定づけるからだ。問題はコストだった。

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悲願の国産ジェット旅客機MRJの模型。三菱重工業の佃和夫社長(左、現会長)が事業化を発表した=3月28日、東京都港区港南の三菱重工業本社(小松洋撮影)
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