ニュース: 経済・IT RSS feed
【すごいぞ日本】ファイルI 円と球(4)F1支えるホイール (1/3ページ)
このニュースのトピックス:すごいぞ日本
北陸・富山空港のロビーにはホタルイカの沖漬けや白エビなど富山の名産品とともに、自動車レースの最高峰、フォーミュラワン(F1)のホイール(車輪)が飾られている。民間調査機関「イニシアチブ・スポーツ・フィーチャーズ」が発表した2007年度テレビ最高視聴率によると、米プロフットボール、NFLの王座決定戦、スーパーボウルを抑え、瞬間視聴率で世界一に輝いたのは「F1ブラジルGP最終戦」だった。その世界スポーツの王、F1が、なんで富山なのか。
「あまりご存じないのかもしれませんが、これが町工場の技術力なんです」
ワシマイヤー社の谷川章副社長が説明する。富山県高岡市郊外にある従業員250人余りの小さな企業。もとは繊維機械用のビーム(糸巻き機)を製造していた。だが、国内繊維産業の衰退の中で1980年代には転身を迫られ、ビーム製造で培った鍛造技術の応用分野を探した。
「車の大事な足回りが鋳物だったとは意外でした。鋳造と鍛造の違いは、簡単に言えば、鍋や釜と日本刀や航空機の車輪を支える脚の差です」

