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【棋聖戦・梅田望夫氏観戦記】(5)「真理」を探求する対局者、終局後の「至福の時間」 (1/5ページ)
このニュースのトピックス:囲碁・将棋
午後5時。4本目の原稿を入稿したあと、私は対局室の中に入った。佐藤棋聖が66手目に何を指すかを考えているところだった。佐藤棋聖の残り時間はあと33分。羽生挑戦者は1時間5分、持ち時間を残していた。
ちょっと見た目には、佐藤棋聖はひどく苦しそうにしていた。
現代将棋の要諦は「あとまわしにできる手は、できるだけあとにまわす」ことであると言う。最近私は、仕事をするときに、できるだけこの「現代将棋の要諦」を参考にした「優先順位付け」をするように心掛けている。
さて私は終局まで、どこで何をしていたらいいんだろう。その決断に「現代将棋の要諦」を応用してみようと思った。
私の棋力では、静寂を守らなければならない対局室(控室のように皆の検討や解説を聞くことができない)で観戦しても、この難解な将棋の終盤戦で本当に何が起きているのかは、わからない。でも「解説を聞く」ことは「あとまわし」にできることだろう。
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