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【棋聖戦・梅田望夫氏観戦記】(3)未踏領域に突入、「均衡の美」をタイトル保持者が解説 (1/3ページ)
このニュースのトピックス:梅田望夫
昼食休憩後まもなく羽生挑戦者が指した▲2七角(39手目)で、この将棋は完全に未踏領域に入った。この手が、羽生挑戦者の用意の手だったのだろうか。
今日の3本目の原稿(午後の戦いの前半の観戦記)は、控室からお届けしたいと思う。
渡辺明竜王が、週末の「囲碁将棋ジャーナル」(NHK衛星放送)の解説のための研究に、昼過ぎに高島屋に到着した。
加えて、いつも仲良くしている深浦康市王位と遠山雄亮四段が、私がリアルタイム観戦記をウェブ上で書くという話を聞き、「じゃあ現場で解説してあげましょう!」と、わざわざ新潟まで駆けつけてくださったのだ。心配してくださったのだと思う。本当にありがたいことだ。
その結果、森内俊之名人を除くタイトル保持者のすべて(対局者2人と竜王と王位であわせて6冠)が、ここに集うことになった。
控室の検討は、将棋盤の前にどっかりと坐った饒舌な渡辺竜王が、中心になっている。
△3六歩(40手目)、▲1五歩、△2五歩、▲1六飛、△2三馬、▲2四歩、△1二馬(46手目)までは、「あんまり考えることないでしょう、こう進みますよ」という渡辺竜王の予想通りにすらすらと進んでいったのだが、47手目の羽生挑戦者の▲7七銀がテレビモニターに映ったときに「おーっ」と、控室が盛り上がった。
ここで自陣を整備して(壁銀を解消して)、相手に手を渡す羽生挑戦者の勝負術に感嘆の声が上がったのである。
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