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【皇室豆知識】「玉座」ってどんなもの? (2/3ページ)
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中に入ってみると、玉座は道場の正面にあった。
菊の御紋が施された横木の奥に6〜8畳ほどの広さはあろうか、左右に3段の階段を備えた玉座が備えられていた。横木に掛けられた御簾(みす)は上げられた状態になっていたが、中央には高さ15センチほどの台が置かれ、その後ろには白いついたてが置かれている。
台の上には「玉座」と書かれた札が置かれていたが、かなり古いものなのか、字が薄れていてよく読めなくなっている。玉座は車寄せから階段でつながっており、陛下がお越しの際には車寄せから直接玉座に上がられるという。
玉座の向かって右側には横山大観が描いたという富士山の絵が、左側には明治時代に陸軍大将などを務めた有栖川宮熾仁(たるひと)親王の「済寧館」という染筆を木刻したものが掲げられている。
高寺首席師範によると、通常はこの状態だが、陛下がごらんになる試合が行われる際には、台とついたてを取り払ってじゅうたんを敷き、机といすを置くのだという。
玉座は毎日のふき掃除できれいに磨かれている。済寧館を訪れる皇宮護衛官は、練習の前後に玉座に向かって一礼する。ちなみに、いくら激しい練習で疲れても、さすがに玉座に上がり込んで休むような人はいないそうだ。
陛下の前で試合に臨めるのは武道の選手にとってこの上ない誉れであろうが、陛下は実際にどのくらいこの玉座にお座りになったのだろうか。




