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【早読み/先読み アメリカ新刊】「いったい何が起こったのかーーブッシュ・ホワイトハウスの内幕と欺瞞のワシントン・カルチャー」 (2/3ページ)
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ブッシュの元高官の暴露本としては7冊目
ブッシュ政権を辞めていった高官たちはどうしてこんなに暴露本を書きたがるのだろう。むろんカネもうけということもある。ブッシュ政権がいまや泥船になっていることも無関係ではあるまい。しかしそれにしても多すぎる。
オニール元財務長官、クラーク元NSC(国家安全保障会議)テロ対策担当補佐官、クオ元宗教担当特別補佐官、ブレマー元イラク復興人道支援行政官、ボルトン元国連大使、ファイス元国防次官…。マクレランの暴露本は元高官が書いた暴露本としては7冊目ということになる。
かつて政権の中枢にいたものの回顧録といえば、古くはスチムソン陸軍長官の「On Active Service in Peace and War」にしろ、アチソン国務長官の「Present an the Creation」にしろ、シュレシンジャー補佐官の「A Thousand Days」にしろ、辞めてから少なくとも10年や20年たってから、多くは仕えた大統領がすでに他界してから書いたものだ。しかも自分が記していた日誌や日記を基に精力的な補足取材をして書かれたものが多かった。
ところがブッシュ政権下では、役職を辞めるやいなや、元高官や元側近たちは先を争うように暴露本を書く。仕えた大統領はまだ存命中どころか、任期中である。この回顧録ラッシュをどうみたらいいのか。アスペン研究所のW・アイザックソン所長は「ブッシュ政権ではひと握りの側近だけが情報を管理し、それ以外のものには一切、情報を流さなかった。従って辞めた連中は欲求不満。折からのブッシュ批判ブームに乗って内幕を暴露したくなったのだろう」と分析している。



