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文学座「ミセス・サヴェッジ」 演出家・上村聡史さんインタビュー  (1/4ページ)

2008.9.8 16:35
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「消費されるだけの演劇には感動しない。人間を描く作品にひかれる」と話す演出家の上村聡史さん=東京・信濃町の文学座(飯塚友子撮影)「消費されるだけの演劇には感動しない。人間を描く作品にひかれる」と話す演出家の上村聡史さん=東京・信濃町の文学座(飯塚友子撮影)

 ■「価値観ひっくり返す」初のコメディー

 文学座の若手演出家、上村聡史(29)がジョン・パトリックの「ミセス・サヴェッジ」を手掛ける。映画「慕情」の脚本家として知られる米ピュリツァー賞作家の、コメディーの日本初演。とある療養施設を舞台に、遺産相続をめぐって「正常」と「異常」がすれ違い、ぶつかり合って、ついには逆転して見えてしまう魅力あふれる作品だ。上村は「価値観がひっくり返る面白さを楽しみ、人との付き合い方を考え直す余韻が残れば」と話す。

 ■「正常」と「異常」

 「一般的に『正常』な人が、この作品では『おかしい人』に見えてしまう。この対比と、しっかりした伏線に魅力を感じた」。上村は初めて取り組むコメディーの第一印象を話す。

 療養施設に富豪の未亡人、サヴェッジがやって来る。夫の莫大(ばくだい)な遺産で、「イタリアの畑用土を1箱手に入れる」などたわいない夢を抱く人を支援する基金を作ったため、財産の行方を憂う子供たちに引っ張られてきたのだ。“常識的”な子供たちと、サヴェッジと心通わせた施設入所者を巻き込んだ遺産争奪戦の末、本当に「異常」なのはどちらか、観客も価値観の揺らぎを味わうことになる。

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「消費されるだけの演劇には感動しない。人間を描く作品にひかれる」と話す演出家の上村聡史さん=東京・信濃町の文学座(飯塚友子撮影)
「ミセス・サヴェッジ」の出演者ら(文学座提供)
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