「青い顔の婚約者」の左下には小さく1932と1960という数字が書かれている。最初に制作した年(シャガール45歳)と、加筆した年(同73歳)だ。花束を抱えた白いドレスに身を包まれた乙女に対し、緑色の顔の青年が、娘を包み込むように愛を告白している。
28年の歳月を経てどこをどう加筆したのか、「シャガール・色彩の詩人展」でじっくり観賞するのも一興だろう。
展覧会は神戸市中央区の兵庫県立美術館で6日から10月15日まで開かれる。問い合わせは同館TEL078・262・0901へ。