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浮世絵1億円超か 歌麿の代表作、クリスティーズオークション出品 北斎を超えるか
このニュースのトピックス:美術・芸術
美人画で名高い江戸の浮世絵師、喜多川歌麿の代表作「歌撰恋之部 物思恋(ものおもうこい)」が、9月18日に米ニューヨークで開かれる競売会社クリスティーズのオークションに出品される。落札見込み価格は、100万〜150万ドル(約1億1000万〜1億6500万円)。浮世絵版画のこれまでの最高額は、昨秋ロンドンの競売で記録した葛飾北斎「冨嶽三十六景 凱風快晴」の約6800万円で、初の1億円超えとなるかどうか、注目される。
同作品は寛政年間に制作された5枚組シリーズの1枚。女性の上半身だけを描く「美人大首絵」で人気を博した歌麿の、記念碑的作品として知られる。同社日本・韓国美術部門ディレクターの山口桂氏は「退色がほとんどなく、状態のよい希少な1枚。パリで活躍した明治時代の美術商、林忠正の旧蔵を示す印もある。ピカソ、レンブラントの版画は既に1億円を超えているが、それに比肩するものと判断した」と説明する。
近年は、現代美術家、村上隆氏のフィギュア作品が16億円で落札されるなど、日本のアートに対する国際的評価が高まっている。山口氏は「多角的な観点から興味を集めるだろう」と話している。