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【ようこそ!花緑の落語入門】(9) 小道具は「技」は想像力次第 (1/3ページ)
このニュースのトピックス:伝統芸能
【ようこそ!花緑の落語入門】落語家の柳家花緑さん。東京都出身。祖父・五代目柳家小さんに入門。1994年、戦後最年少の22歳で真打に昇進。子供向け落語や、「六人の会」の活動で落語の普及にも力をいれている(栗橋悦隆撮影)お暑〜ございます! いやぁ、こんな暑い日は、冷房の効いた寄席にでもお出かけください。えっ! 冷房は今どきどこにでもある? そりゃそうですね。ではそこに、寒〜いギャグでも足しますか?! 芯(しん)から涼しくなりますよ。まあ、取りあえず団扇(うちわ)か扇子でパタパタしてください。
われわれ落語家はいつも、暑さをしのげるように手拭(てぬぐ)いで汗を拭って扇子でパタパタやっています。でも1年中、扇子と手拭いは必ず持っています。別に1年中暑いわけではなく、この2つは大事な小道具だからです。
落語を喋(しゃべ)りながら仕草(しぐさ)をするとき、小道具は大活躍します。落語の中で一番さりげなく使っているのは、手拭いを広げて左手で持ち、右手に扇子を閉じたまま持って、手拭いに字を書くマネをする。それで「手紙を書く」という仕草になります。扇子は筆になり、手拭いは紙です。
