ニュース: 文化 RSS feed
【ムツゴロウのいのち万華鏡】検問、倒木…スリルに満ちた突破行 (1/7ページ)
このニュースのトピックス:強盗事件
■シーン1
ようやく北へ向かうことになる。(ザンビアに赴任中の)獣医のフクちゃんは、私たちの安全を懸念し、さんざん迷っていたが、私は、大丈夫だよと言った。食うに困って起きた暴動は、根が単純であり、如何(いか)ようにも対処のしようがある。しかし、抵抗組織や政治結社が背後にいる場合には、外国人を人質にとる恐れがあるので、近づかない方がいい。
首都ルサカからヌドラへ飛んだ。ザイール(現コンゴ)との国境の町だ。
撮影だけは気をつけろという情報を得ていた。ヨーロッパから観光にきた夫婦が、町で、奥さんを旦那(だんな)が撮った。次の瞬間、逮捕されてしまったという。
空港には、チンパンジー保護センターの所長夫妻が出迎えてくれていた。以前、訪れたことのあるフクちゃんと、交互に固いハグ。
所長はデープ。奥さんはシーラ。
2人は、大型のトラックでやってきていた。道は、ジンバブエとの国境沿いに西へ走る。最近は密輸団が出入りし、それをねらった強盗が出没するという。彼らは道に障害物を置くので、それをはねとばして進むトラックでなければならぬのだ。
林の中。一本道。






