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【ヒマラヤの風】三浦さんに山の女神が微笑んだ (1/4ページ)
このニュースのトピックス:地球の頂点へ 三浦雄一郎、75歳の挑戦
■シーン1
地球上でいちばん宇宙に近い場所。そこはまた、生物が生存するのに、もっとも過酷な環境でもある。
5月26日午前7時33分(日本時間午前10時48分)、プロスキーヤー、三浦雄一郎(ゆういちろう)さんは75歳で世界最高峰・エベレスト(8848メートル)登頂を果たした。三浦さんは、頂きに立った喜びを「70歳を過ぎて2回も地球の頂点に上がれるなんて最高です。最高の天気で、ヒマラヤの山々が祝福してくれるように全部見える。本当にありがとう」と感極まった様子で語った。2度の不整脈手術を経て、「もし危険な症状が出れば必ず撤退する」と主治医と約束しての快挙だった。
エベレストの春の登山シーズンは、モンスーン(季節風)が始まる6月上旬まで。しかし、今シーズンは中国のチベット騒乱に加えて北京五輪の聖火リレーが頂上を通過するとあって、チベット側からの登山は閉ざされ、ネパール側からの登山にも今月(5月)8日までは厳しい規制が課せられた。各遠征隊は天候をにらみながら、ここぞという日は大挙して、その8畳ほどのスペースに一歩を記した。





