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幕末のスパイ!? 福山藩士2人が黒船に潜入 史料発見、展示 (1/2ページ)
幕末に開国を迫った米国のペリー提督が嘉永7(1854)年、横浜に停泊していた黒船で開いたパーティーに、2人の福山藩士が情報収集のため、身分を偽って潜入したことを示す文書が見つかった。同文書は、広島県福山市の県立歴史博物館で開催中の、福山藩主で日米和親条約を締結した老中・阿部正弘(1819〜57年)をテーマにした企画展で展示されている。
福山藩士に関する記述は、同藩の儒学者・菅自牧斎(1810〜60年)の漢文集「時彦金石文集」に記載。同博物館が、子孫から寄贈された約1万点の史料を調べるなかで発見した。
潜入した藩士は、石川和助(1807〜76年)と江木繁太郎(1810〜81年)。幕府の役人だけが招かれたパーティーに藩士が入ることは不可能だが、このとき2人は、ペリーと直接交渉した幕府高官の家来として潜り込んだ。当時、老中が福山藩主の正弘だったため、同博物館は「正弘が何らかの形で命令しなければ、入ることはできない」と分析する。



