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1つの爆発で3つの衝撃波 京大天文台が観測
太陽表面の爆発現象「太陽フレア」に伴って、連続して発生した3つの衝撃波が太陽の表面を伝わる様子を京都大学の研究チームが観測し、1日発行の米国科学誌で発表した。衝撃波が1つのフレアで3回観測されたのは初めて。
これまで考えられていたよりも、衝撃波が頻繁に発生していることが分かり、電波障害の原因になる衝撃波を予測するうえで重要という。
爆発は平成17年8月に発生。同大学の太陽磁場活動望遠鏡(岐阜県高山市)で観測した映像を解析したところ、太陽表面の大気層「彩層(さいそう)」を3つの衝撃波が秒速数百キロで伝わる様子が観測できた。最初に生じた波に2番目の波が追いつき、合体して大きくなる現象など複雑な動きもみられた。
1回の爆発の規模は水爆1億発分ともいわれ、放出された高エネルギー荷電粒子が地球に届くと、短波通信や人工衛星のGPS(全地球測位システム)の障害などが起きる。
天文台長の柴田一成教授は「地球への影響を予測する『地球天気予報』のようなシステムを立ち上げるための重要なデータになる」としている。

