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「きぼう」で初の宇宙実験 地上から装置を直接操作

2008.8.22 08:55
日本実験棟「きぼう」の船内で行われた「マランゴニ対流」の実験(上から撮影)=22日午前(宇宙機構提供)日本実験棟「きぼう」の船内で行われた「マランゴニ対流」の実験(上から撮影)=22日午前(宇宙機構提供)

 6月、国際宇宙ステーションに取り付けられた日本実験棟「きぼう」の船内実験装置を、茨城県つくば市の宇宙航空研究開発機構筑波宇宙センターから直接操作する初めての科学実験が22日、始まった。日本初の有人宇宙拠点であるきぼうが、無重力や真空といった宇宙特有の環境を利用する実験室として始動する。

 この日の実験は、液体中で温度差により流れが起きる「マランゴニ対流」という現象の測定。詳しい仕組みが解明できれば、半導体材料の製造などに役立つと期待されている。地上では重力の影響があって正確に測定することが難しいが、無重力の宇宙ではより明確に観察できるという。

 実験では、実験装置内のシリコーンオイルの中に温度差をつくり、オイルに交ぜた小さな粒子の動きを上部と側面から撮影することで対流を観察し、流れの速さや温度も測る。

このニュースの写真

宇宙機構筑波宇宙センターで、科学実験の順調なスタートを喜ぶ河村洋教授(中央)ら=22日午前、茨城県つくば市
保管室(右上)が取り付けられた国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」。左はスペースシャトル「ディスカバリー」。その奥は地球 =米現地時間6月6日 (NASAテレビ) 
米スペースシャトル「エンデバー」(右)から宇宙飛行士、土井隆雄さんの操作するロボットアームで国際宇宙ステーション(左)に取り付けられた「きぼう」の保管室(中央下) =日本時間3月14日午後 (NASA提供)
国際宇宙ステーション(ISS)日本実験棟「きぼう」船内実験室で撮影された液体の柱。表面張力で形成され、対流実験に用いる
日本実験棟「きぼう」の船内で行われた「マランゴニ対流」の実験(上から撮影)=22日午前(宇宙機構提供)
日本実験棟「きぼう」の船内で行われたマランゴニ対流実験(側面から撮影)=22日午前(宇宙機構提供)
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