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【断 山口弘和】守られるべき個人情報
このニュースのトピックス:コラム・断
病院に行くと必ず思う。一般外来の患者の個人情報って、どこまで守られるべきなのだろうか。
外観は重厚な大きな病院でも、一般外来の診察室は、たいへん開放的である。仮設の診察室かと思うようなところも多い。たくさんの患者さんに対応するためか、各診察室はカーテンや簡単な仕切りで区切られているだけで、隣の会話が筒抜けだ。病院によっては、診察状況が待合室まで聞こえてしまうところもある。
ここまでオープンにやられると、病院側が外来患者を長時間待たせるおわびと時間つぶしのサービスに、他の患者の診察状況を聞かせているんじゃないかとさえ思ってしまう。結果、診察に来て、聞く必要のない話を耳にしてしまい、罪悪感さえおぼえることもある。
病院側は、隣の患者に病気が完治したことを告げている横で、病気の再発を告げられている患者の気持ちを考えたことはあるんだろうか。
診察室の壁の薄さからは、患者という弱い立場にいる者に対する「診察してやっているんだ」と言わんばかりの態度を感じてしまう。
それに比べ、たとえば政治家の先生などには、入り口から出口まで病院あげて個人情報をガードする。壁の厚さってのは、寄付金や立場によって変わるんだろうか。
せっかく個人情報保護法なんていう法律を作っておきながら、法律を有効に活用しているのが政治家と役人、そして一部富裕層だけというのでは、法の精神に反しませんか?(コント山竹)