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【科学】届け宇宙人への電子メール 25年前に送信、7年後にも返信来る!? (2/2ページ)
★2進法で図形表現
宇宙人へのメッセージは74年、米国の科学者らがプエルトリコのアレシボ天文台から、ヘルクレス座の球状星団M13に送ったものが有名だ。しかし、M13は地球から2万3000光年も離れており、返事が来るのは最短でも4万6000年後だ。
メッセージは電波の強さや周波数を変えることで、2進法で情報を表現する。例えば「0」と「1」の信号を全部で35個送ったとする。35を素因数分解すると5と7の積にしかならない。そこで信号を5×7の縦横に並べて「0」と「1」を塗り分けると、図形が現れる仕組み。ポイントは信号の総数を素数の単純な積にすること。平林さんの信号は6万5533(71×71×13)個で構成。電波信号を受信できるくらいの知的な宇宙人なら、一辺が71マスの正方形の画像が13枚現れることに気づいてくれると、期待している。
★「存在する」83%
宇宙人探しに取り組む天文学者らで構成する「SETI(地球外知的生命探査)研究会」が昨年11月、会合に参加した科学者や報道関係者らを対象に実施したアンケートでは、「宇宙人は存在する」と答えた人は83%。発見される時期は「100年後」が最も多く39%だった。
平林さんは「宇宙人はいると思うが、見つけるのはとても難しい」と話す。アルタイルも惑星が見つかっていないので、宇宙人から返事がくる可能性はほとんどない。
「でも、それでいい」。メッセージの存在を知った小学生から、応援の手紙をたくさんもらった。「子供たちの心には、ちゃんと届いて返ってきましたから」
電波天文学が専門の平林さんは、旧宇宙科学研究所教授を経て今年4月、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙教育センター長に就任した。子供たちに宇宙の不思議さや魅力を伝えようと、次のアイデアを練っている。


