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【すごいぞ日本】ファイルIII 心やさし(2)仕事をしないロボット (2/2ページ)
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免疫力が落ちた高齢者にとって、生身の動物に触れることは感染症などのリスクを伴う。ロボットならその心配もない。動物との触れ合いで得られる心の安らぎ。その癒やしの効果に着目したアニマル・セラピーが介護や治療の現場で浸透している欧米から、共同研究の依頼が相次いでいる。
デンマークは在宅介護の促進策として、コペンハーゲンの認知症センターにパロを導入。スウェーデンでは国立障害研究所が臨床研究しており、保険適用も検討中。米国からは「受刑者の心のケアに使いたい」との打診があった。
ペットを飼えない高齢者夫婦や介護施設向けに、国内ではすでに約1000体を出荷。年内に本格的な輸出も始める予定だ。「将来は1体ごとに性格の違いを出し、セラピー効果を高めたい」と柴田さんはいう。ロボットの新たな可能性は心の世界にも広がっている。(長内洋介)

