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広田遥(ひろた・はるか):トランポリン
1984年4月11日、大阪府箕面市出身の24歳。聖母被昇天学院高(大阪)から阪南大を経て、阪南大職員。小学6年からトランポリンを始め、2001年から全日本選手権を7連覇。アテネ五輪では7位入賞した。156センチ、48キロ。
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「技がばっちり決まると、無重力を実感できるんです」。トランポリンを始めて12年。非日常の感覚にすっかりとりつかれている。
小学6年に進級する春休み、トランポリンと出合った。4年生まで器械体操をやっていて、床を得意としていた。「地上で2回転できるから、バネを利用すれば3回も4回も回れるかも」。帰国後、さっそくトランポリン教室へ。いまも教えを請う岩下由利子コーチの指導を受け、5年後、日本チャンピオンになった。
アテネ五輪で7位入賞。全日本選手権は2001年から7連覇と輝かしい実績を誇るが、昨年は試練を味わった。2月に右のすねを疲労骨折。ケガが癒えたと思ったら、7月には左ひざをねんざ。故障をだましながら練習を再開したが、広田の持ち味である技のキレはよみがえってこない。「自分の演技ができないことが一番のストレスでしたね」
だが、9月の全日本選手権で女王の座を死守すると、そこから上昇気流に。故障療養中は、海外のトップ選手のビデオを鑑賞する毎日だった。「感覚だけは鈍らせたらアカンと思ったんで」。イメージトレーニングの成果か、世界でも指折りとされる空中姿勢の美しさは、さびついてはいなかった。
まもなく、大事な試合を控えている。17、18の両日は、日本で初のワールドカップ(W杯)が地元大阪で、6月1日には五輪代表の最終選考会が静岡・掛川である。W杯では、北京を見据えた大技に挑戦する予定だ。
トリフィス・バラニーアウト−。前方3回宙返り2分の1ひねりと言い換えられるこの技を、日本女子が成功させたことはいまだない。
「日本人がやったことのない3回宙返りで、世界に食い込みたい。やっぱり誰もがなしえていないことをしたいです」
新技をひっさげ、2度目の五輪へ。これが北京までの広田のシナリオだ。
※写真はJOC・アフロスポーツ





