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【明解要解】北京五輪視聴率結果を読み解く NHK独り勝ち 民放、4年後へ宿題 (1/2ページ)
8月24日に閉幕した北京オリンピック。時差1時間という好条件に恵まれた日本のテレビは、地上波だけでもNHK総合が約200時間、民放も計170時間を五輪中継に充てた。その成否について放送業界は今後、さまざまな側面から分析・検証を行うことになるが、こと「視聴率」に関しては表のとおり、NHKの極端な独り勝ちに終始した。4年後に向け、民放にとっては大きな宿題が課せられた格好だ。(文化部 山根聡)
民放キー5局が放送した五輪中継のうち、それぞれの局で最も平均視聴率が高かった競技種目を高い順に挙げると−。
〇日本テレビ=「女子マラソン」28.1%
〇フジテレビ=「野球予選・韓国戦」19.2%
〇TBS=「野球予選・台湾戦」19.1%
〇テレビ朝日=「陸上決勝男子ハンマー投げほか」10.8%
〇テレビ東京=「柔道決勝女子83キロ級・男子81キロ級ほか」10.0%
トップ10入りしたのは日テレの「女子マラソン」(3位)だけだった。トップ30まで広げても、19%台で並んだフジとTBSの「野球予選」がかろうじて19、20位に入った程度。ほぼ9割をNHKが占めた。
日本では、近年の五輪中継はサッカーW杯とともに、NHKと日本民間放送連盟(民放連)で構成する放送機構「ジャパン・コンソーシアム(JC)」が共同製作している。放送権料の高騰に共同で対処するためだ。NHKと民放の負担割合はおよそ8対2。したがってNHKの中継割合が多いのは当然ではあるのだが、「視聴率は二の次」の公共放送NHKにばかり視聴率が集まるという何とも皮肉な傾向に、今回はますます拍車がかかる結果となった。

