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【北京五輪総括(下)】2016年東京五輪へ向け、国策での選手強化は可能か (1/3ページ)
このニュースのトピックス:世界新記録
「英国はこの4年間で470億円。JOCがもらっている強化費は年間27億円。国策として強化しないと競技力の向上は厳しい」。大会の全日程終了後、日本選手団の福田富昭団長は、改めてこう訴えた。日本オリンピック委員会(JOC)が掲げる2016年東京五輪で「メダル順位で世界3位に入る」という目標を達成するには、「次のロンドンで4、5番手に付けていないと厳しい」という思いがのぞく。
今大会で、開催国の中国の躍進は目覚ましかった。前回アテネで金メダル32個と初めてメダルランキングで2位となった中国が、地元開催でさらに躍進し、金51個で初の1位に輝いた。そして中国以上に注目を集めたのが次回開催国の英国だった。前回の金メダル9個から19個に倍増し、4位に浮上した。一方、日本は7減の9個で、5位から8位に後退した。
英国の躍進を支えたのは福田団長が指摘した通り、招致成功を受けて支出された選手強化費というカンフル剤だ。選手がフルタイムで練習に打ち込めるようになったうえに、海外から一流の指導者を招くことも可能になった。競泳には豪州から、飛び込みには中国からコーチが加わった。また4年後に主力となる次世代の選手を北京五輪会場とマカオでの事前合宿に派遣し、五輪の雰囲気を味わわせたともいう。

