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【奧運(オリンピック).com】(54)自国の選手からも「安静!」
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五輪で中国人の観戦マナーは改善されたのか−。答えは「条件付きで改善された」だ。付け焼き刃ではあるが…。
聖火リレーに続き、うんざりするほど聞かされたのが「中国加油(頑張れ)」だ。一方では、競技場には官製の「文明応援隊」が登場し、中国以外の国にも声援を送る。政府の国際社会に対する気の遣いようがわかる。
ビーチバレーの日本対ノルウェー戦。観客席の多くを「文明応援隊」が占めた。日本チームが劣勢の試合展開だったとき、「ジャパン」という放送が流れると、「加油」コールが起きたという。組織的に教育された「文明応援隊」の効果は、国歌の斉唱時などでもうかがえた。
「文明応援隊」は学生など20万人規模で養成されたといわれる。数カ月も訓練・教育を受け、“お上”から、どこそこの試合に行くようにと、指示が出るという。
しかし、その場の空気を読めない現実は、女子テニスの試合で示された。中国の李娜選手が、観客の「中国加油」の連呼に我慢できず、「黙れ」と怒りの雄たけびを上げたのだ。体操でも中国人選手が「シー」と口を手に当てて観客に合図し、次に演技する外国人選手に配慮するよう促したという。
中国メディアのある論評では、外国人の審判がだだひとつ覚えた中国語は「安静!(静かに)」だったという。 (野口東秀)


