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【奥運(オリンピック).com】(37)成功を祈る名物おじさん
このニュースのトピックス:五輪とメディア
北京五輪のメーンスタジアム「鳥の巣」や水泳会場が林立する五輪公園周辺で、“名物おじさん”に遭遇した。
元装飾業の石長林さん(56)がその人。故郷の雲南省昆明市を4月5日に出発し、56日かけて自転車で6月4日に北京に到着した。石さんの“愛車”は、自分の店を売ったお金で作ったリヤカー型自転車だ。200キロもの重さの自転車を引き、時には息子の助けを借りながら、いくつも山を越えてきた。北京に着いてからは夜はテントで寝起きし、五輪公園周辺にとどまっているという。
元装飾業とあって、きらびやかに飾り付けられた自転車は目を引く。実際、道行く観光客にも大人気で、記念写真をたびたびせがまれていた。五輪公園周辺は厳戒態勢で露天もまったく出ていないが、「たくさんメディアに出たから職務質問もされなくなった」そうで、五輪公園周辺をわがもの顔で走り回っている。
周辺には石さんのほかに3人仲間がおり、中には江蘇省から7年間自転車で中国全土を回ってきた強者もいるという。完全に“市民権”を得た石さんたちはすっかり北京の名物になっている。
石さんは「もともとスポーツが好きで、世紀のイベントを中国や世界中の人に伝えたかった」と話す。自転車の外装の一部を埋める写真を指さし、「日本の皆さんも北京にきて五輪を見てください。一緒に写真を撮ろう!」と終始ご機嫌だった。 (古川有希)



