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【頂上対決(2)】北島康介vsブレンダン・ハンセン(競泳男子平泳ぎ) (1/2ページ)
上昇気流に乗った北島康介とがけっぷちのブレンダン・ハンセン。4年前のアテネ五輪を含め過去数年にわたり死闘を繰り広げてきた競泳男子平泳ぎの2強は、明暗を分けた状態で今大会を迎える。
2大会連続で百メートルと二百メートルの2冠を目指す北島は今季、故障が少なかったオフのトレーニングの成果から、6月のジャパン・オープンで百メートルの日本記録を更新、二百メートルにいたってはハンセンの記録を0秒99も縮める2分7秒51という世界新記録も樹立した。「自信になった。金メダルしか頭にない」。日本のエースは目を輝かせる。
一方のハンセンは、7月上旬まで行われた米国の五輪代表選考会で、百メートルこそ優勝して五輪出場権を獲得したものの、「世界記録を奪い返す」と誓ったはずの二百メートルは4位。約1カ月前までは世界記録保持者だった米国の平泳ぎのエースが、五輪出場権を逃したのだから、精神的ダメージは計り知れないだろう。
二百メートルについては、北島が今年の世界ランキングで2位のリカード(豪州)に2秒差をつけ、独走状態にある。だが、百メートル、二百メートルとも、北島にはまだ伸びしろがありそうだ。英スピード社の高速水着「レーザー・レーサー」(LR)を着用して臨んだジャパン・オープンでは、試合に向けての調整が十分ではなかった時期にもかかわらず、両種目で記録を更新した。試合に合わせた状態でLRを着用する五輪の舞台ではどんな記録が出るのか、期待は高まる。
とはいえ、楽観ばかりもしていられない。アテネ五輪では、百メートル、二百メートルとも勝利を収めた北島だが、2005年以降の直接対決では5戦5敗。そのうち、3敗が百メートルのレースだった。ハンセンの持つ百メートル59秒13の世界記録は北島の自己ベストを0秒31上回る。




