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【奧運(オリンピック).com】(30)お人好しの日本政治家
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最近の日中関係の改善に伴い、北京を訪れる日本の政治家が多くなった。与野党を問わず国会議員数人で××訪中団を編成し、北京では副首相クラスの指導者と会見、日中関係について意見を交換するのが“相場”となっている。
北京駐在の日本メディアにとってありがたいことは、日本の政治家は中国の要人と会談した後、ホテルなどで記者会見を開き、会談でのやりとりの一部始終を教えくれることだ。
どの訪中団も会談内容はほとんど同じ。日本側から「四川大地震の被災者へのお見舞い」を述べると、中国側は「日本の温かい支援に感謝」で応じる。「北京五輪の成功」を祝福する日本側に対し、中国側は「日本人選手の活躍を祈る」という具合で、和やかな雰囲気が伝わってくる。
しかし、こうした記者会見に出ているうちに、日本の政治家が中国を訪れる意味に疑問を抱くようになった。「チベットの人権問題」や「ギョーザ中毒事件」など日本人の関心が高い話題を持ち出すことはなく、中国側が書いたシナリオ通りに“日中友好“を演出しているようにもみえる。
日中関係が良くなかった小泉純一郎首相の時代。中国の要人は日本の政治家と会えば必ずといっていいほど、靖国神社の参拝問題を持ち出し、外交のカードにしていた。それと比べて、「相手のいやがることをやらない(言わない)」(福田康夫首相)を徹底する日本の政治家は本当に「お人よし」に見えた。
(矢板明夫)



