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【奧運(オリンピック).com】(29)警官は辛いよ
このニュースのトピックス:五輪とメディア
五輪の競技チケット82万枚が一斉に売り出された25日、香港記者が現場を取材中に警官と乱闘になり拘束された。このニュースは報道の自由の妨害問題として香港紙が報道した。居合わせた人に聞いたところでは、くだんの香港記者は乱闘中、警官の股間をけり上げたらしい。
このチケット売り場は、炎天下で日陰もなく、舗装もされていない砂ぼこりがもうもうの場所に設置され、しかも血の気の多い東北人など地方からの購入希望者が殺到した。
近くには売店もなく、熱さと渇きで頭から湯気を立てている人々は、ちょっとしたことで小競り合いを始める。それを前日から徹夜で警備する警官たちは必死で制止するのだが、“逆ギレ”される。
最近、公安や派出所をターゲットにした暴力事件が多発しており、警官だって民衆が怖い。足下に「違法水売り」から没収したペットボトル飲料があっても、民衆の目が怖くて水も飲めないようだ。
ある警官の嘆き。「残業代も出ない。水も飲めない。立ちっぱなし。怒鳴られっぱなしだ。今日も残業だといわれて、上司に『こんな仕事はもう嫌だ!』といったら、『嫌なら辞職しろ、お前の代わりはいくらでもいる』といわれた」。
「すべては五輪のため」というひと言で犠牲を強いられる宮仕えは辛い。始まる前から「早く五輪終われ」と叫びたくなるのも、むべなるかな。
(福島香織)



