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旧経営陣に583億円の賠償確定 蛇の目株主代表訴訟 最高裁決定
このニュースのトピックス:民事訴訟
仕手集団「光進」の小谷光浩元代表(71)=懲役7年確定=による恐喝などに応じ会社に損害を与えたとして、蛇の目ミシン工業(東京)の株主が、元社長ら旧経営陣5人に約612億5000万円の損害賠償を求めた株主代表訴訟で、最高裁第1小法廷(甲斐中辰夫裁判長)は2日、旧経営陣側の上告を退ける決定をした。旧経営陣の責任を認め、約583億6000万円を同社に支払うよう命じた2審東京高裁判決が確定した。
1、2審では旧経営陣の責任は否定されたが、最高裁は平成18年、「不当な要求に従った過失がある」として賠償責任を認め、支払額算定のため審理を高裁に差し戻した。旧経営陣は、差し戻し控訴審判決が高額過ぎるとして、上告していた。
この訴訟では、13年3月の1審東京地裁判決が、同社の取締役でもあった小谷元代表について939億円の賠償責任を認定。元代表側も株主も控訴せずに確定し、ほかの役員に対する訴訟が継続していた。
差し戻し控訴審判決によると、小谷元代表は蛇の目株を大量に買い付け、同社の取締役に就任。旧経営陣を脅し、300億円を支出させた。さらに株買い占め資金などの債務約1600億円を肩代わりさせた。