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【法廷から】AV監督が作品に込めた“芸術的”な意図とは? (1/2ページ)
このニュースのトピックス:法廷から
東京・渋谷に停車したダンプカーの荷台で、アダルトビデオを撮影したのには、ある“芸術的”な意図があった…。
公然わいせつの罪に問われた37歳から53歳の5人の男性被告の初公判が2日、東京地裁で開かれた。
開廷時刻の数分前に被告らは、関係者入り口から入廷してきた。年齢はバラバラだったが、一見すると、サラリーマン風の5人組だった。
起訴状などによると、被告らは平成19年7月20日午後2時50分から午後3時10分の間、東京・渋谷に停車したダンプカーの荷台で、男女が全裸で性交する場面を撮影した。ダンプカーの荷台の側面はシートで覆われていたが、上部にシートはなく、近隣ビルの上階からは、見える状態だった。罪状認否で被告らは、起訴事実を認めた。
被告人質問で、最初に証言台に立ったのは、監督だった。
弁護人「渋谷の交差点で撮影した意図は?」
監督「セックスというのは、ある意味で平和。平和の象徴みたいな行為であって、普通の空間でサラリーマンがあくせくしているところとの、対比なんですね。黒澤監督の『野良犬』で、初めて発明された技法です。対比することで成立する社会風刺なんです。具体例を挙げますと…」
せきを切ったように、熱っぽく映画論を語る被告の言葉を遮って、裁判官が「わかりました」と冷たく言い放った。
被告らの関係は、監督を頂点とするピラミッド型だったようだ。
弁護人「(AVは)あなたの考えで制作しましたか」
監督「寿司屋の世界と一緒なので、プロデューサーと監督は絶対なんですよ」
被告は「絶対」を強調した。