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【法廷から】「外国人差別をされた」元勤務先に嫌がらせしたインド人 (1/4ページ)
このニュースのトピックス:法廷から
派遣社員として働いてきた大手銀行から、正社員としての採用を拒否されたことへの腹いせに、銀行の社員用ウェブサイトへ不正にアクセスして改竄(かいざん)するなどしたとして、不正アクセス禁止法違反などの罪に問われたインド人の男性被告(32)の初公判が20日、東京地裁であった。
起訴状によると、被告は2月18日〜3月11日の間、派遣社員時代に入手したIDやパスワードを使い、67回にわたって銀行の内部ネットワークへ不正にアクセス。約2600件の情報を削除して、社員用ウェブサイトを改竄した。
「東京」と大きくプリントされた白いTシャツに、ジーンズ姿というラフな格好の被告は、通訳を通じて起訴事実を認めた。しかし、その声はか細く、肉声はほとんど聞き取れない。
検察側の冒頭陳述によると、被告は平成16年にインドにある銀行の子会社から、日本に派遣された。同年10月〜昨年10月までの3年間、システムエンジニアとして勤務した。その後、昨年10月から、外資系の金融機関に移り、システムエンジニアを続けていたが、今年2月、リストラのために退職を余儀なくされた。
無職となった被告はすぐに、銀行の正社員採用を申し込んだが、あっさり断られた。検察側は「『日本人じゃないから採用されなかった。人種差別を受けている』と思い、犯行に至った」と、動機を指摘した。