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【法廷から】拘置所で自殺未遂…国交省キャリアの異常な出世欲 (3/5ページ)
このニュースのトピックス:法廷から
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上島被告は三重大を卒業後、国家公務員I種(旧上級甲)試験に合格し、昭和54年に旧建設省に入省した。「造園職」と呼ばれる小人数のキャリア技官の中で順調に出世。関東地方整備局建政部公園調整官などを経て、15年4月には、造園職ナンバーワンの公園緑地課長に次ぐポストだった同課緑地環境推進室長に着任した。
「おれは課長や審議官になる人間だ」と豪語し、周囲に自らの上昇志向をあらわにしていた上島被告。しかし、その後の異動は出世競争からの脱落を宣告するものだった。
上島被告「最初は愛知県内へ異動する予定でしたが、断りました。東京に残るためにいろいろ工作しました。(16年)8月25日ごろから3回ぐらい、人事権を持つ上司とも話しました」
手中にしたかったポストは公園緑地課長。自らの野心を実現するため、上島被告は中央政界とパイプがあった槇峯被告に有力政治家を紹介するよう要求したという。しかし結局、出世コースから外れ、国営沖縄記念公園事務所長(16年10月〜18年7月)になることが決まる。
この出来事が、業者との癒着をエスカレートさせ、今回の事件の背景の一つになったという。
上島被告「感覚が麻痺(まひ)していたと思います。退職間際だったんですが、沖縄へ行くのも『3階級降格』ですので、もう後はないと。後は天下りか、自分で仕事を見つけるか…」
検察官「公園緑地課長になれずに沖縄へ行くことになり、先が見えなくなったと」
上島被告「はい」
そして不正に手を染めていったのだ。


