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【法廷から】拘置所で自殺未遂…国交省キャリアの異常な出世欲 (2/5ページ)
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上島被告が問われている罪は、国営飛鳥歴史公園事務所発注工事2件(平成16、17年)で非公表の予定価格を漏らすよう後輩キャリアに口利きした謝礼として、奈良県高取町の「槇峯建設」元社長、槇峯和也被告(67)=贈賄罪などで公判中=から100万円を受け取ったあっせん収賄と競売入札妨害。また、所長を務めていた国営沖縄記念公園事務所の発注工事(16〜18年)で、特殊工法を採用した謝礼として、建築資材メーカー側から約360万円、下請けの土木工事会社側から300万円を受け取った2件の収賄だ。
当初6月上旬に予定されていた初公判は、体調不良のため延期され、2カ月近くたったこの日、改めて開かれた。
そして被告人質問で体調不良の中身が明かされた。
弁護人「あなた、拘置所で自殺を図ってますよね。どういう心境だったんですか」
上島被告「社会にも、役所にも、家族にも迷惑をかけました。私がいなければ、こういうことにはならなかった。迷惑をかけたという思いが強く…」
今年2月23日、大阪地検特捜部に逮捕された上島被告は、約2週間後の3月9日、勾留(こうりゆう)先の大阪拘置所で自殺を図っていた。シャツを切り裂いてヒモを作り、ドアにかけて首をくくったという。
精神的に不安定になり、薬の投与を受ける日々。この日も、保釈後に入院している東京都内の病院から一時外出許可を得ての出廷だった。
事件の核心部分の記憶は抜け落ち、飛鳥歴史公園事務所をめぐる事件では、槇峯被告から100万円を受け取ったのかどうかすら覚えていないという。
上島被告「記憶が定かじゃないんです。薬を大量に投与されてますので。去年の7月に入院し、主治医が後から検査したら脳梗塞(こうそく)を起こした跡もあり…。覚えてないんですが、槇峯さんが私にお金を渡したと言っているなら、事実は認めようと…」


