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【法廷から】毛も幸も薄く…育毛剤盗んだ万引常習男 (1/3ページ)
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刑を少しでも軽くするため、被告の親族や知人に有利な証言をしてもらう情状証人。罪を認めて争わない裁判では、被告がこの情状証人を自ら断るケースはあまりない。
育毛剤などの万引で窃盗罪に問われ、大阪地裁で16日に開かれた無職男(43)の初公判。「今回は全面的に罪を認めて刑に服するつもりなので情状証人は必要ありません」。男は事前にこうした上申書を裁判所に提出していた。
しかし、検察官から情状証人を断ったことを追及された男は−。
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起訴状によると、男は5月25日午後、大阪市中央区の地下街のドラッグストアで、育毛剤と日焼け止めセット計5点1万8060円相当を万引した。
法廷に現れた男はグレーのシャツに半ズボン姿。頭髪が薄く、年齢より少し老けてみえる。少しでも頭髪を増やして若く見せたかったのか、男が盗んだのは1つ数千円もする高級育毛剤だった。
検察側の冒頭陳述によると、男は大阪市西成区のアパートで独り暮らし。以前パチンコ台のメンテナンスなどを仕事にしていたが、辞めた後は無職となり、生活に困窮した。かつて使用していた育毛剤がたまたま目に留まってほしくなり、日焼け止めセットは以前、女性にあげたら喜ばれたため一緒に万引したという。
男は前科4犯。覚せい剤取締法違反罪が1回のほかは、同様の万引で3回起訴された。今回の犯行時、男は窃盗事件の1審判決で有罪となって控訴し、保釈中の身だった。
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被告人質問は弁護側から行われた。
弁護人「前回の事件では争ったけど、今回は認めるのですね」
男「はい。裁判官の手をわずらわせたくなかったので」
弁護人「今回はなぜ情状証人を呼ばなかったのか」
男「前回わざわざ来てもらい、申し訳ないという気持ちがあって」