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【迫る裁判員制度】聴覚障害の女性「通訳の力量大きい」

2008.7.18 21:05
このニュースのトピックス迫る裁判員制度

 耳の不自由な人が裁判員役として参加する模擬裁判の2日目が18日、東京地裁(合田悦三裁判長)で開かれた。この日は、評議と判決の言い渡しが行われたが、参加した聴覚障害者の女性は「地方の裁判所では、十分な力量のある通訳がそろうのか不安」と課題を指摘した。

 評議には手話通訳3人も同席。ゆっくりとした口調で始まったが、議論が過熱し、早口で意見が飛び交うようになると、通訳が追いつかなくなる一幕も。手話通訳の宮沢典子さん(47)は「話した内容だけでなく、ニュアンスも大切な情報なので漏らさず訳すのが大変だった」と振り返る。

 聴覚障害者として初めて参加した木村晴美さん(42)は「画面を使った冒頭陳述やゆっくりと話すなどの工夫がみられ、全体的には分かりやすかった。しかし、通訳の力量で情報量に濃淡が出る可能性も感じた。地方でも同じようにできるのか不安」と話す。

 合田裁判長は「理解できているか、全員の表情を見ながら進めたが、通訳にまで配慮が回らないこともあり、課題は多い。手話だけでなく筆記通訳など裁判員に応じた対応も必要になってくるだろう」と話した。

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