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【迫る裁判員制度】耳が聞こえなくても大丈夫? 聴覚障害者が裁判員初参加

2008.7.17 22:28
このニュースのトピックス迫る裁判員制度

 来年5月から開始される裁判員制度に向けて、耳の不自由な人が裁判員役を務める模擬裁判が17日、東京地裁(合田悦三裁判長)で始まった。聴覚障害者の参加は全国で初めて。法廷では、やり取りを手話で逐一通訳するなど、審理内容を無理なく迅速に理解できる工夫が凝らされた。

 模擬裁判は、ナイフで知人を刺し、殺人未遂罪に問われた被告が殺意を否認する設定。法廷では、手話通訳3人が交代で参加。裁判員席から見やすいように、証人の斜め後方に座り、証人や被告の表情を見ながら、手話が確認できるようにした。裁判員役のこの女性は、大きくうなずきながら、審理に見入っていた。

 検察側は、手話通訳に合わせるように、一文一文、区切ってゆっくりと冒頭陳述を読み上げるなど配慮。

 弁護側も、被告本人に被害者を刺した様子を実際に再現させたり、尋問で示す資料を大型モニターで映し出すなど、目で見て分かりやすい審理を心がけた。

 2日目の18日は、評議から判決言い渡しまでが行われる。

 聴覚障害者の参加には、手話通訳が必要だが、配置の準備や手当てなどについて裁判員法に規定がなく、対応はまだ未定。ベテラン裁判官は「避けて通れない話で、早急のルール作りが必要」と指摘している。

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