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【法廷から】「ストーカー扱い」されて激怒した男 (1/2ページ)
好意を寄せていた女性と、その上司を中傷する落書きをしたなどとして、名誉棄損の罪に問われた男性被告(38)の初公判を15日、東京地裁で傍聴した。
起訴状によると、被告は4月18日午前5時ごろ、東京都荒川区内にある郵便局の壁面に「郵便局長Aは、郵便局員Bの自宅で、毎晩激しいセックスをするのをやめろ。横領をやめろ」などと黒いフェルトペンで書いた。
このほかにも4件、荒川区の掲示板にAとBを中傷する紙片を張るなどして、AとBの名誉を棄損した。罪状認否で被告は、起訴事実を認めた。
検察側の冒頭陳述などによると、被告も郵便局員で、被害者らとは別の郵便局に勤務していた。被告は平成13年からBに好意を持つようになり、17年からはBの勤務先で待ち伏せしたり、食事に誘ったりするようになった。
そのことを知ったBの上司であるAが、被告の直属の上司に被告を注意するように言ったという。そのことを逆恨みし、18年10月から、嫌がらせ行為を繰り返すようになった。
薄い青色のトレーナーに黒っぽいパンツ姿の被告は、長身でがっしりしていた。髪はくせ毛で、メガネの奥は挑むような目をしていた。だが、被告人質問での被告は声も小さく、見た目と違って、気が弱そうな印象を受けた。
弁護人「今回の事件を起こした原因は、どこにあると思いますか」
被告「逆恨み。2年前、当時の課長に呼ばれて注意を受け、怒り、理性を失った。いかにもストーカーをしているように言われて」
弁護人「課長は、何か悪かったと思いますか」
被告「悪かったとは思いません。勝手な感情で理性を失った」
弁護人「Bへの気持ちはどうする?」
被告「いい。もういいです」
検察官は、厳しく被告を追及した。
検察官「なぜわいせつなことをたくさん書いた?」
被告「恨みを晴らすために。そういう手段で」
検察官「同じ落書きでも、『郵便局の金に手をつけている』と書けばいいのに、なぜわいせつなことばかり書いた?」