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【法廷から】“ミナミの帝王”が女性検事に叱られて… (1/4ページ)
起訴事実を認めた被告が、供述調書の内容やニュアンスを否定する。微妙な事実認定が刑の重さを左右するだけに刑事裁判では珍しいことではない。
恐喝未遂などの罪に問われ、大阪地裁で被告人質問が行われた元ヤミ金経営の男(25)の公判を1日、傍聴した。
今春の逮捕当時、漫画「ミナミの帝王」映画版で俳優の竹内力さん演じる主人公の萬田銀次郎にあこがれ、貸金業を始めたと報じられた男だ。
起訴事実を認めている男は反省と謝罪の言葉を重ねる一方、供述調書に記載された「ヤクザ組織をかけて追い込む」といった恐喝の文言については「言っていない」と弁護人に訴えた。
しかし、この中途半端な“否認”が若手女性検事の逆鱗に触れて…。
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捜査段階の男の供述などをもとに作成された恐喝未遂罪の起訴状には、次のように記されている。
男は金を貸し付けた債務者が逃げたことに立腹し、今年2〜3月、携帯電話から「嫁さんも妊婦専門店に沈めるからのぉ」「今日中に連絡してこやんねんやったら飛んだとみなして、中国人雇うから。中国人の怖さはしってるはずや」などと記載したメールを債務者に送信。さらに3月末、電話でも「今はもう500万円くらいになっていますよ。300万円で泣いたとして、どうして返していけるんや」「若い衆でも、誰でも連れて行くから」などと金を要求した−。
1日。小太り体型に短髪、一見まじめな印象を与える男は紺色スーツ姿で入廷した。弁護人が調書の中で再現されている男の言葉を一つひとつ挙げながら質問を繰り出した。
弁護人「最後の血の一滴までしぼり取る、と(脅したと書かれている)」
男「言っていない。内容がちょっとエグいです」
弁護人「暴力団に知り合いがいる、と」
男「いません」
弁護人「(債務者に)なぜ暴力団の名を示した」
男「(債務者の方から)元暴力団と告げてきた。売り言葉に買い言葉で」