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「事件未解明。死刑執行に違和感」 東海学院大人間関係学部、長谷川博一教授
このニュースのトピックス:死刑制度
死刑判決後に宮崎勤死刑囚と面会した長谷川博一・東海学院大教授は、産経新聞の取材に次のようにコメントした。
◇
死刑確定から執行までが早かったというのが率直な感想。宮崎死刑囚とは平成18年1月の最高裁判決後に8回にわたり面会したが、その中で死刑判決について「何かの間違いだ」と淡々と話していた。何が間違いかを具体的に尋ねると、「(裁判官に)残虐だと勘違いされた」と答えた。この発言は恐らく、自分が行った犯行を残虐だと認識していないとうこと。罪の意識がないようにみえた。
裁判は終わって確定しても、宮崎死刑囚の犯行の動機や犯行当時の精神状態が分かっていない。事件が解明されたわけではなく、執行には違和感を覚える。裁判は量刑判断とともに、犯行への経緯を明らかにする場とすべきではないか。そうでなければ凶悪事件も減っていかないと思う。
この事件で「オタク」などの言葉がクローズアップされた。その後に起きた若者による凶悪事件、最近で言えば秋葉原の通り魔事件などとの共通点は「リアルな人間関係を持てない人間の犯行」ということができるだろう。そうした、空想への親和性が強く、対人関係が苦手な若者の犯罪という意味では、その“はしり”だったといえるかもしれない。(談)
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